不動産投資と一口にいっても、様々な種類があり、それぞれの投資にメリット、デメリットがあります。自分にあった最適な投資を選ぶことで成功する確率もあがります。本記事では、各不動産投資のメリットやデメリット、向いている人など、それぞれに合わせたポイントを紹介しています。これから不動産投資をしてみたいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
不動産投資とは
不動産投資は、不動産を購入し、賃貸、または売却することによって利益をえる投資です。株やFXなどと違って少額で始めるのは難しいですが、安定した収益を見込める投資であり、ミドルリスク、ミドルリターンの投資と言われています。
一度不動産を購入すれば、四六時中不動産を見ている必要はなく、普段は忙しいサラリーマンの副業としても最適です。不動産投資は初期投資が大きくなりがちですが、購入した不動産は資産になるため、しっかりとポイントを抑えて投資すれば、優秀なポートフォリオになってくれます。
初心者にもおすすめの不動産投資を7種類紹介!
ここでは、初心者でも取り組みやすいおすすめの不動産投資を紹介していきます。
1.区分マンション投資
区分マンション投資は、ワンルームマンションなど、マンションの1区画を購入し、賃貸、または売却する投資となります。不動産投資の中では、初期投資も抑えられ、初心者でも取り組みやすい投資だといえます。
区分マンション投資のメリットとしては、初期投資や維持費が安く済むといった点です。デメリットとしては、一室しか所持していない場合、空室リスクへの対応が難しい場合があります。サブリース契約など、家賃保証契約をしていないと、空室になると利益が0円になってしまいます。
2.戸建て
戸建て投資は、一戸建てをそのまま買い上げ、売却、または賃貸する不動産投資です。区分マンション投資と同じく初心者でも取り組みやすい不動産投資と言えます。新築と中古で差がありますが、まずは中古から始めてみるといいでしょう。
戸建てはアパートなどと違い、狭い土地でも活用できるという点と、他の不動産投資と比べて、競合が少ないというメリットがあります。デメリットとしては、初期投資が大きくなりがちであり、区分マンション投資と比べたら、維持費がかかるという点です。
3.J-REIT
REITとは、Real Estate Investment Trusの略で、不動産版の投資信託です。投資信託は、投資家から集めたお金を株式だったり、債権を購入し、投資会社が変わりに運用するという仕組みですが、これの不動産版がREITで、日本のRREITをJ-RETIと言います。
メリットとしては、少額から不動産投資に参加することができる点、また株などと違い投資するのが不動産のため、元本の価値が0円になるリスクが低い点です。デメリットとしては、投資信託という形になるため、運用は投資会社に任せることになること、株のように数倍になるというリターンは見込めない点です。
4.クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、一般の方に広く投資を募って、物やサービスを提供する金融形態です。不動産投資のクラウドファンディングの場合は、不動産の購入資金として、広く資金を募り、運用していく形になります。
クラウドファンディングのメリットとしては、少額から参加できる点があります。またリスクも運用主がある程度保証してくれます。デメリットとしては、運用方針などを自分で決められない、また一度投資すると、資金を引き揚げづらい点があげられます。
5.駐車場
駐車場投資は、文字通り駐車場として土地を貸し出す投資です。駐車場にはコインパーキングと長期契約の駐車場の2種類があります。
駐車場投資のメリットは、なんといっても初期投資が安い点です。建物がないので、少ない初期費用で始められます。デメリットとしては、不法投棄問題など、管理が大変なこと。また、立地に左右される部分が大きく、失敗したときに戦略でリカバリーがしずらい点です。
6.民泊
民泊投資は、物件に宿泊させたり、時間貸しで貸し出す投資です。AirBnBという言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。民泊投資は、所有せずに転貸(借りたものを又貸し)で稼ぐという方法もあります。
民泊投資のメリットは、初期投資を抑えられる点です。転貸であれば、普通にアパートを借りるのと変わらない価格で始められます。また利回りも一般的な賃貸よりも高いと言われています。デメリットとしては、今回のコロナのように外的要因の影響を受けやすい点、また貸し出しのたびに清掃などが必要で管理コストがかかる点があげられます。
7.不動産投資ファンド
不動産投資ファンドは、不動産投資のためのお金を投資家が募り運用し、そこで得た利益を分配する仕組みです。
投資ファンドのメリットは、少額から投資できる、またプロが変わりに運用してくれるという点です。デメリットとしては、形態によっては物件の所有権がない、また運用手数料が引かれるため、利回りが自分で運用する場合と比べて少なくなる可能性があることです。
利回りが高い不動産投資3選
投資はリスクが高ければリターンが高い傾向があります。不動産投資の中でも、リスクと利回りが高くなっている種類があります。今回はその中でもおすすめの3つを紹介します。
1.海外不動産投資
海外不動産投資は、海外の不動産に投資する物件です。海外は日本より成長市場を迎える国が多く、不動産投資についても日本の物件より高い利回りを狙える可能性があります。
ただし、それだけリスクも高くなる可能性があります。投資自体は、日本から行うこともできます。しかし、海外の物件ですと、なかなか見に行くことも難しいですし、詐欺被害などがあった時など、権利関係も複雑になりがちです。海外不動産投資は、日本の不動産以上に準備が必要だということを覚えておきましょう。
2.一棟マンション・アパート投資
一棟マンション、アパート投資は、文字通り一棟マンションやアパートをそのまま買うものになります。投資金額も大規模なものになりますので、始めるにはある程度の収入が必要かもしれません。
一棟マンション・アパート投資のメリットは、高い収益が見込める、また土地・建物が資産として残る、空室リスクを緩和できるという点です。反対にデメリットとしては、初期費用や維持費が大きくなりがちという点があります。リスクも大きくなりますので、慎重に考える必要があるでしょう。
3.古民家再生
古民家再生は、空き家など、放棄されている家をリフォームし、物件として活用していく投資です。カフェなどにしたり、シェアハウスにするといった利用法があります。
古民家再生のメリットとしては、自治体などによっては安く手に入れることができる、補助金を使える場合がある点です。デメリットとしては、修繕費が大きくかかる場合がある、また資産価値が低い、ローンが組みずらい点が挙げられます。古民家再生の場合、不動産投資だけでなく、起業家としての才覚も必要になってくるかもしれませんね。