まずは、手軽なワンルームマンション投資で不動産投資をスタートされる投資初心者の方も多いかと思いますが、ワンルームマンションには新築と中古があり、どちらにしたら良いか迷いますよね!!
新築と中古では、それぞれメリットとデメリットがありますが、ここでは、新築ワンルームマンションで投資スタートされたい方に、安心して相談できる「老舗」ワンルーム業者5社をご紹介します。
新築ワンルームマンションのメリット・デメリット
まずは、新築ワンルームマンションのメリットとデメリットについて簡単に解説して行きます。
メリット1:入居者が付きやすい
新築物件はやはり賃貸人気が高い、入居者を見つけやすいというメリットがあります。設備や仕様も最新であり、風呂とトイレが別なのは当然として、洗面台も独立タイプであったり、収納スペースが確保されているなど、今の単身世帯のニーズに即したものになっています。
築古の物件ですと、トイレ・風呂・洗面台が一緒のいわゆる「三点ユニット」型であったり、面積も少し狭いことから、使い勝手が悪く、入居者募集に苦労してしまうこともあります。
メリット2:金融機関からの担保評価額が高い
新築物件は金融機関からの担保評価額も高く、僅かな自己資金でスタートできるというメリットがあります。更に、ローン期間も最長35年まで取ることができ、更に金利面でも有利な条件で借りることができます。
提携金融機関との関係が強くない不動産会社ですと、新築であってもローン条件が良くない場合もありますが、そのような会社とは取引はしない方が良いでしょう。
メリット3:設備が最新であり修繕費用がかからない
室内の設備(エアコン、給湯器、浴室乾燥機など)は、10年を過ぎてくると経年劣化により、修理や交換が必要になってきます。
このような設備は、交換となると意外と費用がかかり、家賃の2ヶ月分くらいがかかってしまうことも珍しくありません。中古を購入する場合は、どのタイミングで修繕が発生するか予想が難しというリスクがあります。
新築物件であれば、全て最新のものですので、当面は修繕費用のことを考えなくて済みます。
デメリット1:利回りが低い
新築は、中古に比べるとどうしても利回りが低くなってしまいます。新築であれば、賃料は高めに設定できますが、それ以上に、物件価格が高いということになります。
そのため、毎月の収支も中古に比べると、マイナス幅が大きくなってしまうというデメリットがあります。
デメリット2:立地の選択肢が狭い
中古であれば自分の気に入った場所で物件を探すことができますが、新築ですと、現在、販売されている物件の中から選ぶ必要があります。
特に最近は、都心部の土地の値上がりの影響で、新規に販売される物件は、城東地域や横浜などが目立つようになってきました。以前のように、都心5区で投資をしようとしても、物件自体が販売されていなければ、欲しい場所で新築を手に入れることができません。
新築ワンルームマンション業者を選ぶ際のポイント4選
中古業者ほどではありませんが、新築ワンルームマンションの業者も数多くあります。せっかく、話を聞きに行っても、悪い業者につかまってしまえば、投資の成功への道は遠くなってしまいます。
新築ワンルームマンション業者は、どのようにして選んだら良いでしょうか?ここでは、そのポイントを解説して行きます。
ポイント1:自社ブランドを展開しているか
新築ワンルームマンション業者には、自社で開発した物件を販売している業者と、他の会社が開発した新築ワンルームマンションを仲介、もしくは、買取販売している会社の二種類があります。
後者は販売に特化している会社ですので、できれば、前者の自社で物件を開発している業者の方が安心できます。自社で物件を開発している会社は、マンション名に自社ブランドを付けています。
後で紹介するFJネクストであれば「ガーラ」マンションシリーズですし、TFDであれば「ルーブル」シリーズです。
どのようなブランドのマンションを展開していて、どれくらいの棟数があるのかなどチェックしてみましょう。
ポイント2:提携金融機関が充実しているか
ワンルームマンションを購入する際に、不動産投資ローンを利用する方がほとんどかと思いますが、その場合は、不動産会社の提携ローンが条件も良く、手続きも比較的簡単に済むのでお勧めです。
しかし、勤続年数、年収、勤務先などによって、提携ローンの審査が通らないこともあります。そういった場合、他の金融機関であれば、審査が通ることもあります。審査基準や融資条件は、金融機関によって異なります。
そのため、提携金融機関が充実していれば、その分、審査が通る確率は上がりますし、条件を選ぶこともできます。
ポイント3:会社の規模とこれまでの実績
会社の規模が大きいほど、会社の信用度は高くなるでしょう。資本金、従業員数、これまでの販売実績などは、それぞれの会社のホームページで簡単にチェックすることができます。
上場企業であれば、資本金も大きくなりますし、社内体制もしっかりしているので、安心感はあります。
ポイント4:創業年数
一般的に、上場企業であれば、企業としての信用力は高くなります。しかし、不動産会社は上場すると、増収増益が命題になるため、不動産市況が下降局面でも、ブレーキを踏むことができません。
そのため、これまでも、バブル崩壊後やリーマンショック後に、上場しているワンルームマンション業者が倒産することもありました。
名前を聞いたことがある方は少ないかとは思いますが、「マルコー」、「菱和ライフクリエイト」、「エスグランドコーポレーション」など、上場している新築ワンルームマンション会社が倒産しています。
老舗企業は、実は上場企業は多くありません。当然、長年の歴史の中で、経営に失敗してしまったこともありますが、上場していないが故に金融機関や取引先の支援を得て、したたかに生き残って来ています。
今は創業してから数年で上場できる時代でもありますので、創業年数も一つの基準にしてみるのが良いでしょう。
老舗業者が安心できる理由
この記事で紹介する老舗業者は、どれも昭和に創業し、平成のバブル崩壊とリーマンショックを生き抜いてきています。では、このような老舗業者が安心できる理由はどこにあるでしょうか。
理由1:ノウハウが蓄積されている
老舗業者は、土地の仕入れから開発、更に管理までを手掛けていて、これまで数千戸以上の供給実績を持っています。また、グループの管理会社でも数千戸以上の物件を管理していますので、物件開発や管理に関するノウハウが蓄積されています。
理由2:提携金融機関が充実している
不動産投資ローンを取り扱う金融機関は、これまでの取引実績を重視する傾向にあります。金融機関によっては、前年の融資金額に応じて、翌年の取引条件を決めるようなところもあるようです。
老舗業者は、オリックスやジャックス(ソニー銀行、イオン銀行も含めて)など、不動産投資ローンを取り扱う金融機関と、長年の提携関係にあり、金利や担保評価などの融資条件も、提携企業の中では、最も良い条件で提供してもらっています。
他にも、クレディセゾン・楽天・SBJ銀行など、顧客の属性によって、いろいろな金融機関を紹介してくれます。
理由3:コンプライアンス体制がしっかりしている
ワンルームマンション業界も、いくつかの業界団体があります。老舗業者は、そのような業界団体の理事的な役割につき、コンプライアンスの啓蒙や社会貢献活動を進めています。
不動産業界は、しつこい営業のイメージがありますが、老舗業者も例外ではありません。しかし、他社の模範となるよう、無理な営業や違法な営業はしていませんし、プライバシーポリシーやお客様相談窓口もありますので、安心して相談することができます。
理由4:オーナー向けサービスが充実している
老舗業者は、これまでの販売・管理実績からオーナーの数も数千人います。このオーナーの方々向けに、税制の改正に関するセミナーや、オーナーの交流会を開催するなど、いろいろなサービスを提供しています。
老舗新築ワンルームマンションおすすめの投資会社10選
それでは、投資初心者が安心して相談できる「老舗」新築ワンルームマンション投資会社10社を紹介していきます。ここで紹介する会社は、創業20年以上の歴史を持つ会社です。それだけ顧客からの信頼を獲得している会社となりますので、ワンルームマンション業者選びでお悩みの方は、ぜひ一度相談してみて下さい。
FJネクストホールディングス
業界最大手のトップリーダー、投資用ワンルームマンション以外にもファミリータイプも手掛けています。売上高も600億円以上で、新築と中古を約半々で取り扱っています。
これまでの総供給戸数は20,000戸以上で、テレビコマーシャルも出していますので、企業名やマンション名を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。とにかく、大手企業の話しを聞きたいという方にはお勧めです。
創業 | 1980年 |
資本金 | 27億7,440万円 |
ブランド | ガーラ、ガーラレジデンス |
上場 | 東証1部 |
販売戸数 | 2561戸(2023年) |
ホームページ | https://www.fjnext-hd.co.jp/ |
相談窓口 | https://www.fjnext.com/management_seminar/ |
ニッテイグループ
ニッテイライフ、ニッテイホールディングスを中核会社とするニッテイグループは、今年で創業50周年と、半世紀にわたって、新築ワンルームマンションを供給して来ています。
管理は、ピタットハウスの加盟店として賃貸店舗も展開していますので、開発から管理まで安心して任せることができます。
知名度はそれほど高くはありませんが、家族的な雰囲気で小回りの利く老舗企業として、大きな会社だと相談しにくいといった方には、お勧めの会社です。
創業 | 1972年 |
資本金 | 3,000万円 |
ブランド | セリュークス・ビバリーホームズ |
上場 | 未上場 |
販売戸数 | 59戸(2019年度) |
ホームページ | http://www.nitteilife.com/ |
相談窓口 | https://nittei-group-alliance.com/ |
スカイコート
創業52年と業界で最も長い歴史を持つのがスカイコートです。これまでの供給戸数は約35,000戸、958棟と、こちらも業界トップクラスです。
以前の物件は、デザイン性があまり高くなかったものの、最近の物件はデザイン・間取り・設備なども良くなっています。
創業 | 1969年 |
資本金 | 非公開 |
ブランド | スカイコート |
上場 | 非上場 |
販売戸数 | 35,287戸(2023年8月) |
ホームページ | https://www.skyc.jp/ |
相談窓口 | https://www.skyc.jp/bunjyo/seminar/ |
青山メインランド
老舗企業の中でも比較的新しい(といっても創業34年ですが)のが、青山メインランドです。ワンルームマンション以外にも、ファミリータイプのマンションも取り扱っています。
青山メインランドを経て起業をしている経営者も多く、GA technologiesの社長も、同社出身です。
創業 | 1988年 |
資本金 | 1億円 |
ブランド | メインステージ、ランドステージ |
上場 | 非上場 |
販売戸数 | 762戸(2022年度) |
ホームページ | https://www.aml.co.jp/ |
相談窓口 | ホームページから問い合わせ |
TFDコーポレーション
TFDは、首都圏でルーブルシリーズを387棟、16,282戸供給してきた大手新築ワンルームマンションデベロッパーです。もともとは、翠光園ハウスという社名でしたが、2004年にTFDに変更しています。
駅からの距離は少しありますが、戸数の多い大型物件が中心で、エントランスはホテルのような立派な作りになっています。大型物件は、管理費や修繕費が確保しやすいというメリットありますので、管理費や修繕費の値上がりを心配される方には向いている会社と言えるでしょう。
創業 | 1977年 |
資本金 | 8000万円 |
ブランド | ルーブル |
上場 | 非上場 |
販売戸数 | 1万8000戸(2021年まで累計) |
ホームページ | http://tfd-corp.co.jp/ |
相談窓口 | ホームページから会員登録 |
トーシンパートナーズ
トーシンパートナーズは、30年以上の歴史を持つ不動産投資会社です。「フェニックス」、「ZOOM」や「AELL」といった自社ブランドを展開し、入居率は99.7%と高い水準を誇ります。
30年の運用ノウハウを活かし、賃貸需要が高い都心エリアを中心に物件を持っています。また、管理代行や借り上げシステムによって、初心者の方でも物件の管理や運営をしやすいシステムが提供されているため、安定した運用に期待できます。
創業 | 1989年 |
資本金 | 10億円 |
ブランド | フェニックス、ZOOM、AELL |
上場 | 非上場 |
販売戸数 | 276戸(2021年度) |
ホームページ | https://www.tohshin.co.jp/ |
相談窓口 | ホームページから問い合わせ |
エスリード
エスリードは、関西を中心に新築ワンルームマンションからファミリータイプまで幅広い物件を取り扱っている不動産投資会社です。東証プライムに上場しており、多くのグループ会社を傘下にもち、不動産投資について幅広いサービスを取り扱っています。
7年連続で完全在庫0で運営しており、52000戸を超える販売戸数を誇ります。自社ブランドエスリードは高い人気を誇り、関西でもトップクラスのブランドとなっています。
創業 | 1992年 |
資本金 | 19億8,300万円 |
ブランド | エスリード |
上場 | 東証プライム |
販売戸数 | 52,000戸(2023年まで累計) |
ホームページ | https://www.eslead.co.jp/ |
相談窓口 | ホームページから |
ワールドエステート
ワールドエステートは、1997年創業、20年以上の歴史をもつ老舗の不動産投資会社です。”SUUMO AWARD2023関西分譲マンションデベロッパー・販売会社の部「接客満足度部門」”で 最優秀賞”を受賞するなど、顧客からの評判も非常に高い会社となっています。
近畿圏で128棟、7948戸を販売しており、特に関西を中心に強い販売網をもっています。オリジナルブランドとして「ディモア」、「ディクス」も展開しており、最新のトレンドを取り入れた企画・設計で高い人気を誇っています。
創業 | 1997年 |
資本金 | 1,000万円 |
ブランド | ディモア、ディクス |
上場 | 非上場 |
販売戸数 | 6200戸(2023年まで累計) |
ホームページ | http://www.worldestate.jp/ |
相談窓口 | ホームページから問い合わせ |
アセットリード
アセットリードは、投資用マンションの販売を中心い、一棟マンションからワンルームマンションまで幅広い物件を取り扱っている不動産投資会社です。自社ブランド「ARKMARK」は、創業20年のノウハウを活かし、高いクオリティを誇っています。
販売物件のほとんどは最寄り駅から徒歩数分となっており、人気エリアでの運用が可能となっています。また、入居者募集や賃貸管理など管理業務についてのトータルサポートを受けることがでいます。
創業 | 2000年 |
資本金 | 1億円 |
ブランド | ARKMARK |
上場 | 非上場 |
販売戸数 | 4000戸(2023年まで累計) |
ホームページ | http://tfd-corp.co.jp/ |
相談窓口 | ホームページから会員登録 |
日成アドバンス
日成アドバンスは、ワンルームマンションを中心に販売を行っている不動産投資会社です。2001年創業と20年以上の歴史があり、大阪ではシリーズ全体の70%を開発と高い開発力を誇ります。
自社ブランドアドバンスシリーズはこれまで95棟を開発しており、91棟が完売と高い入居率を誇っています。また、新築以外でも中古物件の販売、仲介、収益マンションの販売も手掛けており、不動産投資についての幅広い選択肢を提供してくれます。
創業 | 2001年 |
資本金 | 9000万円 |
ブランド | アドバンス |
上場 | 非上場 |
販売戸数 | 95棟 |
ホームページ | https://www.nissei-advance.co.jp/ |
相談窓口 | ホームページから問い合わせ |
まとめ
安心して相談できる新築ワンルームマンションの老舗企業10社を紹介しました。それぞれ、セミナーや個別相談を行っていますので、気になった方は話を聞きに行ってはいかがでしょうか?