自分に向いているのは、資産運用と副業どっち?お勧めの方法を紹介します!

本業以外にも収入を得たい。そんな気持ちを持っているサラリーマンや、資産を増やして将来に備えたいという方は少なくありません。そんな時に迷うのが何をすべきかです。

今やお金との関わり方は非常に多様であり、情報が溢れています。株や不動産をやればいいのか、それとも自己投資をして副業スキルを高めるべきか、SNSでインフルエンサーを目指してみるかなど、収入を増やす方法には様々なものがあります。一体どの方法が最適か、ファンドマネージャーやフリーランスとして活躍するKMマネジメント編集部が、あなたにぴったりの答えを教えます!

お勧めの副業を紹介!

収入を増やす方法として、副業を考える場合にお勧めの方法を紹介します。

動画編集

動画編集は、今最も仕事がとりやすいスキルともいわれています。Youtubeに多くの人が参戦したり、またTiktokやYoutube動画などのショート動画も盛況です。動画編集には、ある程度のスキルやPCスペックが必要といったハードルがありますが、無料で学べる環境も多く、効率よく稼ぎたいという方にはお勧めの副業です。

ライティング

ライティングは、文字通り記事の作成などを行う仕事です。普段から使っている言葉を使ってする仕事のため、プログラミングなどと比べると学習コストも低く、誰でも取り組みやすい副業といえるでしょう。半面、単価が低くなりがちです。ある程度経験を積んだら、高単価の案件を狙っていくようにしましょう。ライターの場合は、ライティングだけでなく、SEOだったりディレクションが出来ると単価が上がります。

データ入力

データ入力は、文字通りデータの入力などの事務を手伝う仕事です。誰でも取り組みやすい仕事のため、単価こそ低くなりがちですが、在宅で出来るものが多かったりと、隙間時間を使ってアルバイトしたい、働いてみたいという方にはぴったりです。

Ubereatsなどの配達

コロナをきっかけに、ライフスタイルは大きく変わり、食品のデリバリーは盛んになりました。それにともなって、Ubereatsなど配達も大きく配達数を伸ばし、求人が生まれています。効率よく回れば、Ubereatsで1日に数万円を稼ぐことは難しくありません。とにかく自由に誰にも指図されずに働きたいという方にはお勧めします。

副業が向いている方

では、副業はどんな方に向いているでしょうか。副業は、例えば文章を書いたりデザインといったものが好き、またある程度副業のために時間をとれるという方にお勧めです。自分の好きなことを仕事にしてお金を稼ぐことができ、またスキルも身に着けることができます。色々な副業の中で、自分にハマるものがあったら、ぜひ取り組んでみましょう。

お勧めの投資、資産運用

自分で手を動かす副業に対して、お金に働いてもらうのが投資や資産運用です。株や不動産、為替、保険など、お金に働いてもらいお金を生むのが資産運用ですね。

株式投資

投資運用で代表的なものが株式投資です。日本には約150万社の会社が存在しますが、そのうちの4,000社程度が東京証券取引所その他の日本の取引所上場しています。

上場している会社の株は基本的には自由に売買が可能ですから、買い手と売り手がそれぞれ注文した価格が折り合えば売買が成立します。これらは一般的には証券会社を通して行います。また、株には最低売買単位があって1株で売買できる株もあれば、1,000株単位でしか売買できない株もあります。さらに1株の株価が数十円のものから数百万円まであります。最近は投資家が買いやすいように株式分割をして1株の株価を引き下げしている会社も多くありますから数万円からの購入も可能です。

また、多くの会社は決算や中間決算の後に利益の一部を株主に配当します。その配当が年間で株価の3%以上になる株式もあります。配当額も業績が影響しますから、毎年変化する可能性がありますが、銀行預金や日本国債の金利に比べても相当高い収益を得ることができる株式もあります。

海外市場に目を向けよう

世界の株式市場の時価総額は約1京1,600兆円程度(2021年4月現在)です。1京という数字がどのようなものか、なかなか想像がつきませんね。ちなみに最も大きな市場は、米国でニューヨーク証券取引所、ナスダック市場を合わせて全体の約1/3をしめており、それに香港市場を含めた中国、日本と続きます。

日本は700兆円前後ですから、世界の株式の約6%ぐらいに過ぎません。ですので日本の市場だけで投資を行うのは、新興国を含めた世界経済の成長全体を取り込むことはできません。やはり日本以外の世界の大きな株式市場も視野に入れて投資は行うべきです。

外国株投資はそんなに敷居は高くない

われわれは、日々の生活の中で知らず知らずのうちに外国の会社に接しています。多くの皆さんがマイクロソフトなど米国製のソフトを使ってパソコンを動かし、アップルのスマートフォンを使い、外国企業の薬やトイレタリー商品、化粧品、衣服などが生活の中にあふれかえっています。これらの日本に進出している多くの外資系企業は、それぞれの国の市場に上場しています。

いまはネット証券を始め、多くの証券会社が米国を中心とした外国株を扱っています。また、業績や株価の動きなどは、それらの証券会社のホームページなどで見ることができますし、経済情勢はケーブルテレビではBBCやCNNなどの放送で見ることができます。

日本の地上波でも、テレビ東京の朝の「モーニングサテライト」で前日の海外市場の動きを、ケーブルテレビでは海外の放送局のニュースを放映しています。このように取引に必要な口座開設や情報入手も日本の株式市場で売買するのとそれほど変わりませんから、米国、香港や中国などの株式を買うことはそれほど難しくないのです。

外国株投資には外国為替が起こる

外国株に投資する場合はその国の通貨に換えて投資しなければなりません。ほとんどの通貨は日々変動しますから為替については注意して投資することが必要です。ただし、先進国通の通貨は新興国に比べて変動が小さくなるのが一般的です。
一般的には外貨を買う場合は円が高く評価されているときに買うのが良いのですが、タイミングは難しいので、時間をかけて分散して購入する方法もよいと思います。

新興国株への投資で成長を享受する

いまの世界の時価総額の上位を見ると、中国をはじめインドなど新興国にも時価総額の大きな会社があります。これらの国は先進国より早いスピードで成長を続けていますので、企業も同様に成長を続けることができます。

しかし、新興国の市場は参加人数や取引ボリュームが少なく、乱高下をすることもありますし各企業についてもなじみがない場合が多いので、最初に新興国に投資を始める場合は、個別銘柄よりはその市場全体のに連動するETFや投資信託から始めるのがよいでしょう。もちろん個別株より上昇率は低いかもしれませんが、長期的には国の経済成長率に伴って確実に株価が上昇していくと考えられるからです。

ETF(上場投資信託)はファンドの管理費用も、一般的な投資信託に比べると低く、毎営業日に基準価格が公表されて売買できます。有名なのは、米国のバンガードやアイ・シェアーズという米国のファンド会社が運営するETFで、新興国市場や商品市場など多くのETFを扱っています。また、一般的な投資信託であれば、新興国を対象とする商品も多くの証券会社で販売されています。

日本の高配当株は安定した配当が得られる。

日本市場の大型株でも、年間の予想配当利回りが3%を超える株も存在します。主には医薬品、総合商社、銀行、通信分野などです。これらの会社は企業規模が大きいうえに、株価の時価総額も1兆円を超える会社が多く、また売買量も多いので個人投資家にも扱いやすい銘柄です。

特に総合商社は、世界中でビジネスを展開し、資源ビジネスにもに投資しています。多角化も図っているので安定感もあり、これからもグローバルな成長が期待できるので、今後も有望です。ネット証券の口座にはスクリーニング機能があります。これは「配当○%以上・・・」「時価総額○○○○億円以上・・・」などと条件を入れていくとそれに該当する会社名が出てきます。これを利用すればいつでも高配当株を探すことができます。

成長企業に投資しよう

もし、ソフトバンクグループが上場したときに投資をして今でも持ち続けていれば100倍近くになっているのだと思います。これからも市場の成長が急拡大していく分野では同じような会社が出現してくるでしょう。

たとえば、AI、自動運転などは、代表的な成長が期待できる分野です。この分野の株式に投資するには、まずは成長する可能性が高い会社を探します。今は会社の決算説明会をネット上で放映する会社もあり経営者の生の声も聞くことができ、また多くの取材記事やアナリストレポートなどからの情報収集は十分に可能です。しっかりと納得がいくまで研究して投資したら、成長するまで長期的に保有することが大切です。

ETFはファンド・マネージャーの力量に左右されず手数料が安い

ETF(上場投資信託、Exchange Traded Fund)は日本でも多くの銘柄が上場されています。もちろん米国市場にもさらに多くのETFが上場しています。いろいろな種類のETFを運用していて有名なのはザ・バンガード・グループ(米国)が運営しているバンガードやブラックロック(米国)が運営しているiシェアーズなどです。通常のETFは指数やその価格に連動するものが多く、株、債券などの個別銘柄への投資と比べて変動幅が小さく、管理コストは一般の投資信託に比べて安いが特徴です。また市場に連動して動くものが多く、少額からでも購入できるので、長期投資、分散投資には適しています。

債券投資

社債や国債などの債券は利回りはそれほど高くありませんが、確実に金利を得られる商品です。

国がお金を調達するのが国債、会社がお金を調達するのが社債

国債は、国がお金を調達するときに発行するものです。国債を買うということは、実際には国にお金を貸すことになります。もちろん貸すということは利息が入ってきます。

また、企業がお金を調達するときに発行するものを社債といいます。そして国債や社債を総称して債券といいます。国債は国が発行しているので一般的には安全性が高く、通常、金利はその国の債券の中ではもっとも低金利になります。

社債は会社の信用度や期間に応じて条件は変わりますが、市場で社債を発行するような会社は、会社がどの程度の信用度があるかが格付け会社によって審査されていて、そのランク付けが投資の目安になります。ただし、会社が倒産する場合は全額返済されないこともあります。

価格変動が小さく安定運用に最適

このように債券は、会社倒産しな限り金利の支払いは約束されます。株式に比べると価格の変動幅も小さく、しかも市場で売買されるので、換金は比較的容易なので安定運用には最適です。これらの債券は証券会社で購入することができます。また国債は銀行でも買うことができます。

社債は工夫次第でそれなりの収益が出る

世界中の企業が社債を発行していますが、その企業の体力、収益などにより金利が違います。大手企業の社債にはムーディズ、スタンダードアンドプアーズなどの格付け会社が格付けを付けていますがその格付けは社債を購入するにあたってはとても参考になる指標です。

他にもその企業が発行している有価証券報告書などにより会社の収益性や体力がわかります。一般的には格付けが低い会社の社債は金利が高くなるので、国債よりはリスクは高いものの、利率は高くなります。

不動産投資

不動産と文字通り動かない資産、土地や建物などの総称です。用途は一戸建て住宅、マンション、アパート、事務所ビル、ショッピングセンターなどの商業施設、倉庫や工場などさまざまです。

個人投資家には都内の区分所有マンションがわかりやすい

不動産を購入するとなると、少なくても1,000万円単位の投資となるでしょうから、一般の個人投資家が分散投資の一部として保有するには、投資金額が大きすぎます。

もし、保有することが可能な人はできれば賃貸の需要が高く、売買価格が安定しているマンションの区分所有権がよいでしょう。

日本の人口は2040年前後には1億人を下回ると予想されています。世帯数の減少はもう少し緩やかでしょうが、住宅への需要は確実に減少していきます。しかし、この減少傾向は日本全体で一律ではありません。グローバルな都市機能を持ち人口が集中する東京は、人口があまり減少しないと想定されていて、逆に地方都市の方は需要の減少が顕著になっていくと想定されています

これから不動産へ投資する場合は、東京の不動産がお勧めです。

小さい不動産より大きい不動産、古い建物より新しい建物

不動産は、物件の大きさ、建物の状態で同じ地域でも価値に大きく格差があります。

REITや海外のファンドは、耐震性や建物に瑕疵や建物の遵法性(違法建築ではないか)などを綿密にチェックして物件を購入します。建物に何か問題のある不動産は購入しません。建物に問題があれば不動産を証券化できないばかりか銀行からノンリコースローン(返済を借主に訴求しないローン)を借入れができないからです。

一般的には大規模な不動産のほうが賃貸有効面積や管理コストなどで効率性がよく、外観も大きくて見栄えがよいのでテナントが集まりやすいので、REITや海外のファンドは大型物件を好みます。このような物件は供給自体が少なく、入居や賃料も安定しているので物件価格は安定しています。

また建物が新しい物件も人気があります。新しい建物は新耐震基準(1981年に改正)が適用されているので地震に強く、現代生活に合わせて天井も高くなっています。特に近年のオフィスビルは電気などの回線を床下に巡らせるために床を高くしてあります。

つまり、投資するならば大型建物でかつ新しい建物のほうがよいのです。よく海外の機関投資家が「日本の不動産に興味がある」と言われるので日本の不動産は、どのようなものでも価値があると思われる人もいますが、正確には「日本の都心部の、新しい大型建物の不動産に興味がある」と考えるのが妥当でしょう。

不動産投資ローンを利用して利回りを高める

不動産投資の際、多くの方が購入額の80%~90%、場合によっては100%ものローンを借りて購入しています。日本は低金利が継続していて、今後もその傾向はしばらくは続くと予想されます。

購入物件の利回りより低金利でローンを組めば、手元の投資資金に対する利回りは増加します。これをレバレッジと言います。このようにして投資利回りを高めて長期的に収益を上げていくのが一般的な不動産投資です。

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REITが保有する不動産は、ほとんどが大都市に立地しています。REITは、多くの投資家からお金を集めて不動産に投資する仕組みですが、元々は米国から始まり、21世紀に入って日本でも上場されて、今は事務所ビル専用、住宅専用、物流施設専用などに加え、いろいろな種類の不動産で構成されている総合型など多くのタイプのREITが市場に上場しています。

REITが保有している不動産は、一棟が数十億円以上の大型で優良な不動産ですから、賃貸需要も高く不動産価格も安定しています。また、購入の際、不動産の専門家が建物診断などの調査をし、管理やメンテナンスも専門家によってしっかりと行われます。

相続税などのメリットはないのですが、キャピタルゲインや配当は分離課税を選択すれば収益の約20%なのでメリットがあります。そのほかにも物件の管理の手間がなく換金もしやすいので魅力的な商品です。

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投資、資産運用が向いている人

投資や資産運用が向いている人は、長期的な視点で物事を考えられるという人や、忙しくて時間が取れないという方にお勧めです。一般的に投資や資産運用は利回りは5%ほどとそこまで高くありません。100万円を運用しても年間5万円の利益という世界です。ですが、これも複利で長期的に運用することができれば、大きな資産に育っていきます。自分で手を動かすのが苦手という方は、お金に働いてもらいましょう。

ファンドマネージャーからのアドバイス

いくつかの副業、そして副業としての投資運用について紹介させていただきました。

自らのスキルや労働力を使い副業をしていろいろな社会経験をすることはとても大切なことですが、投資運用はシニアになってリタイヤしても続けられるとても素晴らしい副業だと思います。今回は主だった投資運用として株式、債券、不動産、REITを紹介しましたが、運用は知識を完全に取得できるまでには多少の時間がかかりますので若いうちから少しずつでも勉強として始めることで豊かな人生が得られることと思います。

まとめ

1.働き方改革により、サラリーマンによる副業が認められるようになりました。

2.副業には自ら労働を伴うものと、投信運用のように、資金を投じて収益を得る副業があります。

3.投資運用には、株式投資、債券投資、不動産投資、などいろいろな方法があります。

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