資産運用を始めてみたいけど、一体いくらから始めたらいいの?そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、これまで400億規模のファンド運営経験がある当サイト編集部より、資産運用をいくらから始めるべきかという疑問にお答えします。
少額からでも始めてみよう
結論として、資産運用は、いくらから始めればいいというものではなく、もし今預貯金に回しているお金があるのなら、少額からでも始めてみることをお勧めします。今の日本の金利は、0.02%台と非常な低金利であり、そんな中でインフレや円安が進行しています。
何も考えずに預金をしているということは、それだけ損をしているということです。少額からでも結構なので、使わない貯金があったり、毎月の生活費で貯金できるお金があるという方は、ぜひ資産運用を始めていきましょう。
お勧めの資産運用
少額で、初心者でも取り組みやすい、お勧めの資産運用とポイントを紹介していきます。
株式投資
株式投資というと、どうしても大きなお金が必要というイメージがあるかもしれませんが、証券会社によっては、100円から始められます。今なら、ネット証券を使って登録後スマホ一つで売買ができる会社も珍しくありません。
初心者にお勧めなのは、インデックス投資です。インデックス投資とは、沢山の銘柄に分散した株の寄せ集めの商品です。インデックス投資にしておくことで、A社が下がってもB社の株が上がったというように、リスクを減らしながら資産を増やしていくことができます。
つみたてNISA
同じ株式投資なら、つみたてNISAもお勧めです。つみたてNISAは、年間で40万円、最長で20年間非課税で運用することができ、月々1万円程度から運用が可能です。また、つみたてNISAの対象商品は、長期投資に適した商品が選択されています。また、大手都市銀行などから簡単に申し込みができます。
株式投資をしてみたいけど、よくわからない。そんな方はつみたてNISAを選択肢にいれてみるのもいいでしょう。
不動産投資(REIT)
不動産投資というと、どうしても元手が必要というイメージがあるかもしれませんが、REIT(リート)であれば、数万円ほどの元手で不動産投資に参加することができます。REIT(リート)とは、不動産投資の投資信託であり、自分で不動産を保有するのではなく、証券会社に資金をあずけ、証券会社が不動産を運用、運用益を受け取る形になります。
REIT(リート)は、不動産投資のようにローンを組んで投資ということは出来ませんが、逆にいえばリスクも少なく不動産投資に参加できるということです。不動産投資に興味があるけど、資金がない。そんな時は(REIT)を選択肢として考えましょう。
不動産投資(クラウドファンディング)
不動産投資の中には、クラウドファンディングといったプロジェクトに対する投資を行う方法もあります。不動産投資のクラウドファンディングは、プロジェクトオーナーが出資を募り、それに対して出資者が出資を行うというスタイルです。
こちらも、REITと同じく、少額から不動産投資に参加することができます。不動産投資のクラウドファンディングは、REITと違い契約期間中は解約ができない代わりに、プロジェクトの物件情報が公開されているといったメリットがあります。
仮想通貨
仮想通貨はここ4,5年で大きく注目されるようになりました。仮想通貨というと、危ない、危険といったイメージがあるかもしれませんが、今後伸びていく分野として注目されており、分散投資の投資先の一つとして検討してみる価値は十分にあります。
たとえ少額の投資であっても、何十倍、何百倍と価格が跳ね上がる可能性があります。ただし、その逆に動くという可能性もあるので、リスクを許容できる金額でのみお金を買うことが大切です。
資産運用のコツ
では、少額で資産運用をする際はどういった点に気を付ければいいのでしょうか。
分散投資
少額で資産運用をする際は、ついつい少ない金額を大きく増やしたいと、個別株だったり、大きく利益を出せそうなお金の使い方をしてしまいがいです。しかし、大きく利益がでそうだということは、それだけリスクもあるということを認識する必要があります。
資産運用は投機ではなく、確実性が高い方法をとることが大切です。そのため、出来るだけ分散投資を心がけるようにしましょう。
長期で考える
資産運用は長期投資で考えるのがコツです。短期ですとどうしても上がり下がりがでるものですが、例えば米国株でいえば、長期でいえば値上がりが続いています。投資や投機ではなく、資産運用という視点にたった時は、長期での運用を考えるといいでしょう。
まとめ
資産運用ときくと、どうしても大掛かりなお金が必要なイメージがあるかもしれませんが、ものによっては小さいお金から始められます。ただし、投資というのは年10%でも凄い成績と言われる世界です。1万円といった少額では、年10%でも1000円にしかなりません。なので、もし本格的に始めるなら、まずは100万円程度のまとまったお金があると理想です。