最短で結果を出す!!資産運用の基礎知識を身に着けるための勉強法を一から解説!!

資産運用には株式投資、債券投資、不動産投資など多くの選択肢があり、それぞれ長所短所もあります。資産運表を始める前には基本的なところから勉強しておく方が、いろいろと試行錯誤を繰り返すよりも、最短で結果を出すことができます。

この記事では、どのように勉強してどのような知識を得るべきか、また勉強法やどのように実践に移していくかなどを解説して行きます。

資産運用を始める前に勉強するべきこと

では、資産運用を始める前に、どのような点に関して調べたり、勉強するのが良いのでしょうか。

①資産運用とは何かを学ぶ

資産の運用には銀行の定期預金や積立定期預金など、元本が保証され利息を得る「貯蓄」と、証券会社などで取り扱う株式や投資信託など、配当やキャピタルゲインを得る「投資」という方法があります。

貯蓄は、貯金をした銀行が破綻でもしない限り元本は戻ってきますので(破綻しても1,000万円以内であれば預金保険制度により保護されていますが)、安定しています。しかし、低金利の今日では、あまり魅力がない資産運用手段です。

投資は、株式を購入した会社が倒産すると、元本を大きく棄損する可能性もありますが、その会社が順調に業績を上げて、成長すれば、株式の価値も何倍にもなる可能性があります。

ただし、投資はギャンブルではありませんので、成功するためには、企業の分析や経済状況の見極めなど多くのことを勉強し、投資先を選定したり、投資額を決めたりする必要があります。そのためには、資産運用に関して正しい知識を得ることと、勉強を通じて、市場を読む力をつけることが必要です。

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②資産運用のメリットを学ぶ

老後資金2,000万円問題を契機に資産運用を意識し出したり、資産運用を始める人も多いしょう。将来に向けての資産形成ができるのが、資産運用のメリットです。

老後の資金以外にも、人生の中では、教育資金であったり、マイホーム購入資金などを貯めるにも役立てることができます。

投資初心者が資産運用を始めるには、毎月の積み立てを長期的に行うのが、王道です。そのためには、自分のライフプランであったり、家計を見直すことが必要です。

つまり、資産運用は、自分の収入の範囲で、生活費・住宅ローン・各種保険料・資産運用にどのように資金配分をしていくべきかを見直す良い機会になります。

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③資産運用でいかにリスクをコントロールするかを学ぶ

資産運用の基本は分散投資です。投資対象を分散すれば、ひとつの投資が失敗したとしても、他の投資でカバーすることができます。もちろん、一点集中で投資し、その投資が当たる方がリターンは大きくなりますが、資産形成のための長期投資には、そのようなスタイルは向いていません。

投資にはリスクがつきものです。では、どのように分散投資をすることでリスクコントロールができるか、それぞれの投資対象(株式、投資信託、不動産、FXなど)のリスク・リターンを把握するとともに、ポートフォリオの作り方を学ぶ必要があります。

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④資産運用で損失が発生してしまった時の対応方法を学ぶ

資産運用を始める前から、損失が発生することを考えたくはありませんが、投資には、リスクがありますので、損失が発生することはあります。

しかし、損失を最小限に抑えるためには、損失が出ているものを売却する、いわゆる「損切り」も必要です。損切りをせずに、損失が増え続ける状況というのも、精神衛生上良くありません。どこかで反転するかもしれませんが、購入価格から10%下がったら、一旦損切りをするなどのルールを作っておく方が良いでしょう。

一つの銘柄で損失が発生していて、他の銘柄で利益が出ていれば、両方を同時に売却し、損益通算をすることで、節税と同時に損切りもできます。

このように、損失が発生してしまった時の損切りについてあらかじめ学んでおくことで、万が一に備えた資産運用を始めることができます。

資産運用の勉強は何から取り掛かれば良いか

資産運用は、専門家に全て任せてしまうこともできますが、あまり賛成はできません。確かに専門家に任せると安心ですが、専門家に委託したとしても、元本や収益が保証されるわけではありません。

増えるも減るも最終的には自己責任ですから、自分でしっかりと勉強して納得した投資を行うことが一番よいでしょう。

では、資産運用の勉強を効率的に進めるためには、何から取り掛かれば良いのでしょうか。

①社会情勢や経済の状況を知る

資産運用には、株式、債券、投資信託、金、不動産、など多くの選択肢がありますが、経済や政治社会動向により、価値が変わります。金利や株価など、資産運用において鍵となる指標も、経済や政治社会に大きく影響を受ける要素です。

経済の動きが分かれば、資産運用の利益に大きく関わる市場の変動をある程度予測することができます。とは言え、必ずしも予測を当てることはできませんが、予想以上の損失を出すリスクを回避することはできるでしょう。

日本政治・経済、世界政治・経済の流れを学んでおくことで、投資方法の勉強を進める上で、理解も進みます。相場の動きは全て、政治・経済の影響を受けております。

資産運用を始める前に、まずは、政治・経済について勉強をするようにしましょう。

②株式や不動産、債券、為替など、投資の特徴について知る

投資には、株式などいろいろな種類がありますが、それぞれ、リスク・リターンが異なってきます。それぞれの特徴を知って、自分に合った投資方法を選ぶ必要があります。

例えば、株式投資をするにしても、株式市場の仕組みや注文方法を知っておく必要がありますし、投資する銘柄を判断するには、企業の経営状況の見方、チャートの見方など、多くのことを知って投資する方が、まったく知らないで投資するよりも、結果は違ってくるでしょう。

他の投資商品も同様で、不動産投資についても、メリットとデメリット・リスクに関する知識を得ないまま、投資をしてしまうと、空室や修繕など、突然大きな問題が発生し、大きな借金だけ残ってしまうようなことにもなりかねません。

資産運用を効率よく勉強するには

①Webや本で情報を得る

まずは、独学で勉強を始めたいという方には、Webや本で情報を得ながら勉強を進めることをお勧めします。まずは、テーマ別に全体像を把握した後、より実践的な知識を得ることができる情報を得ることが良いでしょう。

最近では、Webで簡単に情報を得ることができますので、通勤やちょっとした休憩時間など、空き時間を利用して、資産運用の勉強をすることができます。しかも、Webであれば、基本的には情報は無料です。

ただし、Web上の情報は、信憑性に欠けるものであったり、広告目的を巧妙に隠したようなものもありますので、情報の取捨選択を意識するようにして下さい。

②セミナーに参加する

資産運用を効率よく勉強するには、セミナーに参加して専門家の話を受講することがお勧めです。専門家から学ぶことで、独学では得られない知識を身に付けることができます。

無料で参加できるセミナーも多く、資産運用の初心者からベテランまで、習熟度に応じたセミナーもあります。最近では、Webでの開催も増えていますので、自宅などでも気軽に参加することができます。

自分が興味がある分野、自分の知識レベルに合わせたセミナーを選択して、参加するようにしましょう。

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③資格を取得する

資格を取っても運用成績に直結するものではありませんが、体系的な知識の取得にプラスになるので勉強の一環としては良いかと思います。ただし、資格を取ることも目的としてしまい、肝心の運用の勉強をおろそかにするようでは本末転倒です。

資格の種類としては、ファイナンシャルプランナー、簿記検定、投資診断士や宅建士などがあります。これは必須ではありませんのであくまで特定の知識をしっかりと勉強したい方だけにしてください。

資産運用は独学でもできますし、通信教育や専門学校などもあります。

目標がなければ勉強を頑張れないような人には、資格取得を目標に設定するのは、やる気を出す効果につながるかもしれませんので、難易度が低いものから挑戦してみるのも一つの手です。

因みに筆者は、AFPファイナンシャルプランナー2級、宅建士の資格を持ってはいますが、投資を検討する上で、正しい知識を得ることはできましたが、それによって、具体的に投資の成績が良くなる効果を得ることができたとは思えませんでした。

④経験者の話しを聞く

Webや本、セミナーなどでは投資経験者の経験談を知ることができますが、身の回りにも、資産運用の経験者はいるでしょう。会社の先輩や学生時代の友人など、一度、投資について聞いてみてはいかがでしょうか。失敗談も含めた本音を聞ける良い機会になるかも知れません。

勉強から実践へのステップ

資産運用に関する勉強を始めて、知識を得ることができたら、次は実践です。では、実践に移る際に、注意すべきポイントを紹介していきます。

①少しずつ投資を始めること

投資を始める際に一時的に大きな資金を持っていた場合でも、徐々に少しずつ投資をしていくのが鉄則です。投資を始めたばかりの段階で、大きな利益獲得を目指して多額の資金を投じてしまうと、失敗したときの損失も大きくなってしまいます。

また、長期投資においては、時間の分散を図ることも必要です。投資を始めるタイミングが、最も安い時期かわかりませんし、最も高い時期かもしれません。そのような価格のリスクをコントロールするには、投資時期を分散して、買値を平準化することが最適です。

更に、投資を始めたばかりでは、どの投資対象が自分にとってベストなのかわかりません。投資を進めて行く中で、ほかの資産にも分散投資していくほうが良いと気づくこともあります。そのような場合、投資資金をすべて使い切っていては、分散投資もできなくなります。まずは少しずつ投資を始めていきましょう。

②リスク分散をすること

資産運用では、分散投資によるリスクコントロールが大切です。複数の金融商品に資金を分散すればリスクも分散されるため、より安全な運用を行うことができます。

分散できるのは商品だけではなく、地域や通貨を分散することで、更にリスクの分散を図ることができます。①の少しづつ投資をすることも、時間的なリスク分散を図っています。

例えば、株式40%、債券40%、現金20%を投資すると、3つの資産に分散投資を行うことができます。さらに株式も債券も、日本とアメリカで地域分散を図れば、株式×2、債券×2、現金の5種類に増やすことができます。

更に、株式や債券の投資対象を、個別銘柄でなく、ETF(上場投資信託)などにすれば、更にリスクを分散することができます。ETFは日経225やS&P500など、主要市場の株価加重平均に連動しているものも多くありますので、分散投資には適した投資商品です。

③目標をしっかりと持つこと

資産形成は10年、20年、ともすれば30年といった長期スパンでの運用が基本となります。そのためには、まずは、明確な目標設定が必要です。目的・期間・金額などを決めれば、選ぶべき投資の種類も判断しやすくなります。

老後となる65歳までに2,000万円、いや3,000万円貯めるなどの具体的な目標を設定すれば、その間のライフイベントに対する支出や、資産運用方法など、人生におけるお金のプランニングを立てることができます。

そうすれば、投資に対する自分のビジョンをしっかりと持つことができます。20年後に2倍になっていれば良いという目標を持っていれば、その間の市場の乱高下に一喜一憂しないでいることができます。

目標を最初に決めておかないと、相場が悪くなった時に右往左往してしまい、間違った選択をすることも往々にしてありがちです。その後、市場が急回復することもあります。ロスカットルールに基づく売却であれば、やむを得ませんが、一時の衝動で売却してしまうことは避けなければなりません。

それを防ぐためにも将来の目標収益のターゲットをはっきりと決めておいて、それを達成するまでのビジョンをしっかりと決めておきましょう。

④ポートフォリオを作る

資産形成は長期投資なので、分散投資が特に大切ですが、どのように分散させるかというのも資産運用においては、重要な要素です。

資産をどのように分散させるか、株式や債券をどの程度の比率組み入れて行くかなど、資産のポートフォリオを作ることを意識して投資を始めるようにしてください。

投資開始時に一気にポートフォリオを作ることは難しいので、最終的なポートフォリオを意識しながら、まずは、ETFや投資信託など、一銘柄でも分散投資の効果が得られる銘柄を、数銘柄買うことからスタートしてみてはいかがでしょうか?

ファンドマネージャーからのアドバイス

何事を始めるにしても、机上の学習と実践が両輪として回っていって、初めて効果が得られると考えています。

知識をまったく学ばずに、ただ投資を実践するだけでは危険な投資になりますし、知識ばかりを習得して、実践に移さなければ収益はいつまで経っても実現しません。また、市場は理論だけでは動かないので実践から学ぶことも多いと思います。経験によって学ぶことも多いでしょう。

まずは一定の知識を取得して、それをもとに徐々に実践に移り、市場や相場の動きを肌で感じていくのが良いと思います。最初は損をする可能性もありますが、少額から始めればそれが良い経験となって次の投資機会に必ずや役に立つでしょう。

また、その後慣れてきて実践に重きをおくようになっても一定の勉強は必要です。社会、経済は不変ではなく常に変わっていきます。世界政治も市場に大きく影響を及ぼしています。自分を過信せずに、必ず定期的に知識の習得を重ねて、実践と知識の両輪がしっかりと歯車の合う状況を作ってください。

勉強と実践で結果を出すのは、手間や時間がかかりそうな印象がありますが、両立させるのが、実は最短で結果を出す秘訣です。

まとめ

資産運用を始めるには、まず、知識を習得しなければなりません。闇雲に始めてしまうでなく、しっかりと勉強の時間を取って、目標意識などを持った上で始めるようにしましょう。

知識を習得しつつ、実践も始めることで、学習効果や投資効果を上げることができます。投資もバランス良くですが、学習と実践もバランスが大切です。

今は、オンラインでセミナーに参加することもできますし、簡単に情報を得ることもできます。情報弱者として、証券会社や不動産会社の悪徳営業マンのカモにならないよう、事前に勉強をして、自分なりの目標とビジョンを持って、資産運用を始めて下さい。

 

 

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