ポイントサイトを活用して不動産投資を始める方も増えています。この記事では、不動産投資に関連した案件でお得にポイントを貯める方法から、おすすめのポイントサイトを紹介しています。不動産投資と絡めてポイ活をしたいという方は、ぜひチェックしてみて下さい。
ポイントサイトとは
世の中、いろんなポイントがたくさんありますよね!楽天ポイント、Tポイント、dポイントなど、買い物するたびに何かしらのポイントを獲得している方も多いでしょう。
ポイントサイトは、ポイントと言ってもこれとはちょっと違って、成功報酬型広告を中心としたウェブサイトです。サイト利用者は、掲示されているプログラムに参加することで、各ウェブサイトが提供している専用ポイントを貰うことができます。
よく見かけるのが、クレジットカード発行で4,000ポイント、口座開設で5,000ポイント、アプリインストールで50ポイントなどですが、この専用ポイントは現金やAmazonギフト券などに交換することができます。
つまり、ポイントサイトを通じて簡単にお小遣い稼ぎができるということです。いわゆるポイ活と言われるものです。ポイントサイトには、このように条件を達成するとポイントが貰えるプログラムが多数掲載されています。
ポイントサイトの数は相当あります。モッピー、ハピタス、ポイントインカム、ゲットマネーなど、聞いたことがある方もいらっしゃるかも知れません。ポイントサイトの運営会社には上場企業もありますし、ポイントサイトの中には登録者数百万人といったものも多数あります。かなり多くの方が利用されているようです。
ポイントサイト内の不動産投資案件
そのポイントサイトに不動産投資案件があります。不動産会社に資料請求をするパターン、不動産会社が開催するセミナーに参加するパターン、不動産会社と個別面談をするパターンの大きく分けて3パターンに分けられます。
資料請求などは手軽にできますのでポイントは多くないですが、個別面談となれば、いろいろと参加条件も厳しくなりますし、こちらの手間や時間もかかるので、その分、貰えるポイントも多くなります。不動産会社によっては、面談完了で50,000円相当分のポイントを付与してくれるところもあります。ただし、不動産会社は自社で販売する会社のみで、仲介会社はありません。
ポイントサイトで不動産会社と個別面談をする
不動産会社と個別面談をしてポイントを貰うとはどのようなものでしょうか。ポイントサイトで、「不動産投資」をキーワードに検索をしてみると、おそらく、30社以上のプログラムが出て来るでしょう。
不動産会社が直接掲載しているものもあれば、不動産会社を紹介してくれるエージェント会社が掲載しているものもあります。また前述の通り、資料請求、セミナー参加、個別面談と分かれています。
この中で、個別面談のプログラムを選択し、クリックすると会社の紹介文や、ポイント獲得のための条件などが記載されています。もし、その会社に興味をもったのであれば、条件を確認し、その会社の申込画面に飛び、必要事項(個人情報など)を入力すれば申込完了となります。
その後、不動産会社の担当者から連絡をもらい、日時・場所を決めて面談を行います。面談は1時間から2時間で、会社の紹介、不動産投資の説明、具体的な投資物件の紹介などをしてくれます。これで、何万円かのポイントが貰えるなんて何ていい話しなんでしょうと思われる方もいらっしゃると思いますが、世の中そんな上手い話しはありません。
条件が厳しい
個別面談は誰でも受け付けてくれるというものではありません。条件が記載されていますが、年収、勤務先、勤続年数など、申込人に関するさまざまな前提条件が記載されています。また、面談完了まで何回か合う必要があったり、個人情報に関する資料を提出するなど、いろいろと条件が付けられています。
そもそもポイント狙いはダメ
なぜ、こんなに多くの条件が付いているのでしょうか?
一つは、不動産会社が提携している金融機関のローンが利用できない方と面談をしても不動産の販売にはつながらないので、金融機関のローンが利用できる条件を満たす方、つまり、不動産の販売が可能な方のみ来てくださいということです。
また、いわゆるポイントゲッターと呼ばれる、ポイントの獲得のみを目的に不動産投資に興味が無い方を排除する目的があります。ポイントゲッター排除のために、不動産会社がポイント条件を厳しくしても、更にポイントゲッターは手口(不動産投資に興味があるように装うなど)を巧妙化します。このような、いたちごっこで、ポイント条件は日々厳しくなってしまっています。
実際にポイントサイトを利用して不動産会社に会ってみました
A社
個別面談を申し込み、不動産会社の本社で面談をする予定でしたが、先方の手違いで、急遽当日web面談に変更となりました。多くの方と面談しているようなので、いろいろと手違いがある感じです。
web面談では、会社の紹介や不動産投資のメリットなどを一通り説明いただき、すぐに具体的に不動産を数件ご紹介いただきました。その時には気に入った物件が無かったので、こちらの希望を伝えて、後はメールで物件のやり取りをするということで面談は一旦終了しました。
その後、メールで物件の紹介があり、気になった物件があったので、詳細資料を請求しましたが、返信は無く、その後も特に物件の紹介はありません。
B社
個別面談を申し込み、不動産会社の本社で面談を行いました。担当の方は、他の不動産会社で一度お会いした方で、どうやら、最近こちらに転職をされたようです。
会社の紹介や不動産投資のメリットを一通り説明いただきました。当日は物件の紹介はなく、こちらから希望を伝えて、後から何回かメールで物件のご紹介をいただいたので、感想をお戻ししました。しばらく経ってから、他の担当者から連絡があり、その方と自宅近辺で2回目の面談を行い、物件のご紹介をいただきました。再度、こちらの希望を伝えました。(一度目の面談の内容が共有されていないようでした。。。)
C社
個別面談を申し込んだ後、担当者から電話でいろいろとヒアリングを受けました(40分程度)。面談の日時を決めて、本社におうかがいしましたが、連絡ミスがあったようで予約が入っていなく、急遽、その時間で空いている担当者の方と面談をしました。
会社の紹介や不動産投資のメリットを一通り説明いただき、物件の紹介ともに実際のシュミレーションも作成してもらえました。どれも人気の物件ですぐに売れてしまうので、早めに申し込みを入れるよう急かされましたが、こちらの希望をお伝えし、とりあえず気になった物件の資料を送ってもらうようお願いして面談は終了しました。
その後、資料を送ってくることもなく、他の担当者から、面談がまだなので面談に来てはどうですかとの連絡が何回かあり、その都度、〇〇さんにお会いしていますと返事をし、結局、数か月後にポイントサイトからポイントは出せませんとの否認通知が来ました。ポイントサイトに否認理由を問い合わせたところ、数週間してようやく、「面談を実施していないから」との回答がありました。。。
結果として、3社ともポイントをいただき、総額は10万円相当分以上となりました。
しかし、不動産会社と接触はできましたが、長くお付き合いや相談ができる、良い担当者と巡り合うということは叶いませんでしたので、虚しい感じもします。
各社ともすぐに販売に結びつくような方を優先しているのと、申込者が多くてきめ細かい対応ができていない印象でした。個人的には、ポイントサイト外のセミナーなどで知り合った担当者などの方とは長くお付き合いできています。
ポイントサイト利用のメリット
ポイントサイトには、新築から中古までさまざまな不動産会社が広告を掲載しているので、自分に合った不動産会社を見つける場となり得ます。
ポイントサイトを通じて、月に何百人もの方が不動産会社に会っているようですので、お互い気兼ねなく利用することができます。不動産会社のホームページ上の問合せページから個別に問い合わせるより、手軽な感じがしますね。
更に、不動産投資の準備活動を行えば数万円相当のポイントを獲得することもできます。不動産会社に気兼ねなく会える機会を提供してくれて、更に、高額ポイントを貰えるなんて何て良いシステムでしょう!!
ポイントサイト利用のデメリット
しかし、デメリットもあります。不動産会社にとっては、ポインサイトへの広告掲載料は、ポイント付与分も含めてかなり高めの単価となるので、不動産を販売してコストを回収する必要があります。
そのため、不動産投資に関して早めの結論を求めてくる傾向があり、不動産会社によっては、初回の面談時に購入の申し込みまで誘導してくるようなところもあります。
ほとんどの会社が、面談後メールで次々に物件を送って来て、結論を求めてきます。従って、不動産投資に関してロングスパンで考えたい方やまだ勉強を始めたばかりの方にとっては、不向きかも知れません。
更に、実際のポイント付与条件は厳しく、購入申込ぐらいをしないとポイントを付与しない不動産会社もあるようで、ポイント付与をめぐっては、不動産会社とユーザー間でかなりのトラブルが生じているようです。せっかく、良い感じで面談が進んでいても、いくらポイント目当てでは無いにしても、このようなことが起きるとがっかりしますよね。
GAテクノロジーズのように、ポイントサイトを利用して顧客を獲得し業績を伸ばしているような企業もあり、ポイントサイトは不動産会社に人気のある広告媒体ではありましたが、最近はポイントゲッターの方々のやり口も巧妙になってきたので、撤退する会社も増えて来ています。
否認を減らすポイント
実際に不動産投資に興味があって、ポイントサイトを利用したのに、否認されたら悲しいですよね。そこで実際に面談をした経験から、否認されないためのポイントを紹介します。
大手企業を選ぶ
不動産会社にとっても、ポイントを支払うことは決して安い費用ではありません。そのため、中小や零細の不動産会社ですと、条件をクリアしていても、実際に契約に至らなければ払わないというようなこともあるようです。確実にポイントを貰いたいのであれば、資本金が大きい、上場しているなど、大手企業を選んだ方が良いでしょう。
否認条件を確認しておく
ポイントサイトの案件はどれも同じ様に見えるかもしれませんが、高額案件になるとかなり細かい条件が付けられていることも珍しくありません。中には、面談時間を〇分以上としていたり、収入証明書が必要だったりと、ただ面談を受けているだけでは、ポイントを貰えないといった事態が発生する可能性もあるので、必ず否認条件を確認しておきましょう。
面談の質問に答える
面談では、収入状況だったり、会社の資本金などを聞かれる場合もあります。そして、それらに回答しなかった場合は、いたずらとみなされて否認されてしまうこともあります。プライベートなことは答えたくないという方もいるかもしれませんが、不動産投資の判断材料として勤務先や年収、家族構成などは実際に必要になってくる情報ですので、答えられるように準備をしておくことが大切です。
おすすめのポイントサイト
不動産投資でポイ活をするにあたり、お勧めのポイントサイトを紹介します。
Pontaポイントモール
Pontaポイントモールは、なんと最高で60万ポイントの不動産投資案件があります。その他にも、多くの案件が用意されているので、これから不動産投資をしたいという方にはぜひ活用して欲しいサイトです。PontaポイントモールではPontaポイントを貯めることができます。Pontaポイントは、じゃらんやホットペーパービューティー、ローソンチケットやオイシックスで利用できます。
モッピー
モッピーは、運営実績15年以上、合計で1000万人以上が利用しているポイントサイトです。不動産投資の案件も、5万円など高額の価格帯の案件が豊富にあり、また案件ごとにレビューがあるため、安心して案件を選ぶことが出来ます。またモッピーのポイントは現金や電子マネーに変えられるので、ポイ活で現金に変えたいという人にもお勧めです。
ハピタス
ハピタスは、普通に案件でポイントを貯めるだけでなく、ハピタス宝くじなど、色々なイベントがあって楽しいポイントサイトとなっています。ハピタスでは、5万ポイントから100ポイント程度の案件まで、幅広く取り扱いがあります。面談などは厳しいけど、会員登録程度なら出来るという方は、ハピタスで手ごろな案件を探してみるといいでしょう。また、ハピタスポイントは便利なAmazonギフト券などにも交換が可能です。
まとめ
ポイントサイトは、不動産会社を探すための有用なツールの一つです。一時期の勢いは落ち着きましたが、まだ、多くの会社、特に中古物件を取り扱う会社が掲載しています。
不動産会社にとってはポイントを支払うという費用がかかるため、結論を早めに求めてくる傾向があります。従って、ある程度、欲しい物件が決まっていたり、2件目を検討しているけど、1件目とは違う会社で見つけたい方などには向いているでしょう。
ゆっくりと探したい方は、資料請求・セミナーを活用することをお勧めします。面談後、ポイントを貰えると嬉しいですが、あまり期待しすぎないようにしましょう。