不動産投資の中でも、初心者でも取り組みやすい投資がワンルームマンション投資です。しかし、投資ですから当然上手くいかないこともあります。赤字が続いてしまい、投資を辞めたい。でもローンも組んでしまってどうにもならない。そんな状況になったらどう立ち回ればいいのか。これまで1000億以上の不動産投資を行ってきた当サイト編集部がお答えします。
ワンルームマンション投資を辞めたくなる理由5選
ワンルームマンション投資を辞めたい。どんな時のそう思うのか、よくある理由をまとめました。
1.赤字が出ている
辞めたくなる一番の理由はやはり赤字がでているという状況だと思います。空室で赤字がでているならまだいいですが、周辺状況などの変化などで家賃をさげざるおえず、空室でないのに赤字がでているとなると、かなりしんどい状況ですし、辞めたいと思うのも無理はないですね。
2.管理が大変
管理会社をいれておらず、自分で管理してみたら案外大変だった。そんな声を聴くことも少なくありません。入居者が家賃の滞納をしていたり、クレームを受けたり、災害などで修繕が発生したり、思った以上に管理に手間がかかり、これでは人件費を考えたら赤字かも。不労所得にしたかったのに、労働が続いている。そんな状況では、辞めたくなってしまうかもしれませんね。
3.節税効果がなくなった
医師や弁護士など、士業の方は節税目的で不動産投資の営業マンにワンルームマンションを購入させられたという方も多いかもしれませんね。しかし、ワンルームマンションは新築なら10~15年で減価償却は終わり(中古ならもっと早い)ので、その後は節税効果は薄れてきます。そういった説明も聞かされず、当初と違うといった形で投資を辞めたいという方も多いです。
4.資産価値が下がってきた
住宅は、新築でも一度でも人が入れば中古なり、価値はすぐに下がります。不動産の価値は、単純に築年数だけでなく、周囲の利便性などによっても変化します。例えば、走っていたバスが廃止になったりしたら、資産価値が下がる可能性があります。そのため、当初予想していた価値よりも資産価値が下がってしまったという場合、早く売却したいという気持ちになってきます。
5.他に気になる物件が出てきた
すでに所有している不動産より気になる物件が出てきたという場合、売却を考える人は少なくありません。ローンを新たに組めれば問題はないのですが、ローンを新たに組むことが難しい場合は、新しい物件購入のために、古い物件を手放す必要が出てきます。
ワンルームマンション投資を続けるための解決策
すでに物件も買っている状態で、ワンルームマンション投資を続けていきたい。そんな時はどのように対処すればいいのか、解決策をお伝えします。
家賃の値上げを考える
入居者がいても赤字になってしまっている。そんな時は家賃の値上げを考えるようにしましょう。なかなか提案しずらいことではありますが、例えば設備やオプションを充実させることで、値上げ交渉を行うなど、少し工夫をして値上げ交渉を行ってみるといいと思います。
サブリース契約を考える
空室が続いてしまっているという場合は、サブリース契約を考えてみてもいいかもしれません。サブリース契約とは、サブリース会社に物件を借り上げてもらい、オーナーは直接サブリース会社から賃料を受け取るという方式です。手数料分は安くなってしまいますが、サブリースであれば、入居状況に関係なく、賃料を受けとることができます。
経費を抑える
家賃収入をあげずらいという場合は、経費を抑えることを考えてみましょう。もし管理会社に頼んでいる場合は、自己管理ができないかということを考えます。自己管理は大変な面もありますが、何より不動産に関して勉強になります。
売却する
売却は最終手段です。しかし、このまま続けてもキャッシュフローとしては赤字が続いてしまう。そんな見通しがあるのであれば、売却を考えることもひとつの手です。投資をするうえで、損切りする勇気を持つことも時には大切です。売却をすれば、また新しい物件へのチャンスも生まれます。
まとめ
ワンルームマンション投資は、投資初心者にもお勧めな不動産投資の中でもライトな投資です。しかし、初心者を狙った悪徳業者がいたり、知識不足のためにうまく利益を出せなかったりというパターンもあります。そんな時は辞めるという選択を考えたり、また家賃の値上げなど、柔軟に対応することを考えていくことが大切です。