不動産管理は資格がなくても自分で出来る?費用を抑えた管理のポイントも紹介!

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不動産投資をするにあたり、出来るだけ維持費を抑えたいと考えることはありますよね。その中でも不動産の管理を自分で行うことで、維持費を節約できれば、長い目でみれば大きなコスト削減となります。

しかし、不動産管理は自分で出来るものなのか、また資格が必要かなど気になっている方も多いことでしょう。今日は不動産管理と資格についてお話いたします。

不動産管理業務とは

そもそも、不動産管理業務とはどういったことをするのでしょうか。

代表的な不動産管理業務

  • 入居者募集
  • 集金業務
  • 入居者対応
  • 建物の維持、管理
  • 退去後のリフォーム・クリーニング

不動産管理業務は入居者への対応、建物の維持管理に関することが主な業務となります。入居者の募集から、家賃の振り込みの確認、また建物の修繕や清掃、共有部分の管理だったり、入居者のクレーム対応、また退去後のクリーニングからリフォームまで、不動産を実際に運用していく業務を担ってくれます。

不動産管理に資格は必要!?

では、これらの不動産管理業務を行うためには、資格は必要なのでしょうか。結論からいうと、自身で購入した投資物件の不動産管理に資格は必要ありません。これらの業務を不動産管理会社に頼む場合、家賃の5%程度が相場です。月の家賃が10万円の物件であれば、毎月5000円、年間では6万円ほど費用がかかりますので、管理業務を自分でやって費用を抑えることは考えてみてもいいでしょう。

ただし、管理業務は決して簡単なものではありません。資格は必須ではないですが、不動産管理に適した資格もいくつかありますので、不動産管理の知識を付けたいという場合には、取得しておいてもいいでしょう。

不動産管理におすすめの資格4選

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不動産管理におすすめの資格を紹介します。

賃貸不動産経営管理士

不動産管理をするなら一番にお勧めしたい資格は、賃貸不動産経営管理士です。賃貸不動産経営管理士は、賃貸不動産の管理のプロフェッショナルであり、この資格の勉強をすることで、賃貸管理に必要な知識が身に付きます。


また、賃貸不動産経営管理士の資格を取得することは不動産関係の仕事に就く場合も役立ちます。2020年6月より賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律により、賃貸住宅管理業者は業務管理者の設置を義務付けられましたが、賃貸不動産経営管理士を取得することで、業務管理者への要件を満たすことになります。(業務管理者について詳しくはこちらを参照してください)

賃貸不動産経営管理士の詳細はこちら

管理業務主任者

管理業務主任者は、マンション管理業者が管理組合への指導や重要事項の説明を行うために必要な国家資格です。マンションを管理していく主体であるマンション管理組合は、マンションの住人から選出されますが、多くは不動産の知識はありません。

そのため、多くの管理組合は、マンション管理を管理業者に委託します。この際、専門知識をもった管理業務主任者が管理業者との間を取り持つ役割を果たします。管理業務主任者の資格を勉強することは、必然的にマンション管理についての知識を身に付けることになります。

管理業務主任者の詳細はこちら


宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産取得時の重要事項説明や、記名押し印、契約書への記名、押し印など、不動産取引に関わる重要な業務を担う国家資格です。通称「宅健」とも呼ばれるこの資格は、不動産に関わっていくなら取っておいて損はない資格です。

また、宅健は不動産業界への転職も有利になるなど、不動産管理だけでなく、キャリアアップにも役立つ資格です。不動産投資をするなら、ぜひ宅健の資格取得を考えてみてください。

宅地建物取引士の詳細はこちら

ホームインスペクター

ホームインスペクターは、日本語に訳すと住宅診断士です。民間資格となりますが、家に関する調査を行うスペシャリストで特にアメリカでは著名な資格であり、9割以上の住宅でホームインスペクトが実施されています。

ホームインスペクター資格を取得することは住宅管理に間違いなくプラスになります。住宅の傷み具合だったり、気を付けるべきポイントなど、専門知識が身に付くこと間違いなしです。

ホームインスペクターの詳細はこちら

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管理にかかる時間、費用を計算する

自主管理を成功させる一番のポイントは、自主管理にかかる時間や費用をしっかりと計算することです。自主管理を行っていても、例えば物件が遠方にあり交通費だけでそれまでの管理費を超えてしまうといった場合や、複数物件があり、物件を周るだけで時間をくうなど、結果として効率が悪くなる場合は、自主管理には向きません。

また、入居者が埋まっておらず、広告などを打つ必要がある場合も、自主管理の場合は、どういった広告が効果的かなどを把握するのは難しいでしょう。自主管理をする場合は、かかるコストと労力のバランスがとれているかを考えましょう。

知識をつけて正しい判断を

不動産投資においては、購入後だけでなく、その後の管理も不動産投資を成功させるために非常に重要なポイントです。不動産投資や管理業務を行っていくためには必ずしも資格は必要ではありませんが、どちらも知識が多いほど正確な判断ができます。

今回あげた資格はいずれも不動産投資をするなら間違いなく役立つ知識が得られます。時間と暇があれば、資格の一つ、二つほどとることを考えてみることをお勧めします。また、自分では管理が出来ないと思ったら、無理せず管理会社に委託しながら、自分で勉強を進めることも考えるといいでしょう。

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