不動産投資は宅健を持っていれば成功できる!?本当のところ教えます

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不動産投資をするにあたり、宅健の取得を考える人は多いと思います。そもそも、不動産投資には宅健は必要なのか、また宅健を取るメリットから取得方法まで、不動産投資と宅健の関係を教えます。

不動産投資に宅健は必要?有利になる?

宅健とは、宅地建物取引主任者の略で、国家資格です。宅健を取ることによって、重要事項の説明といった仕事ができるようになります。

  • 重要事項説明
  • 重要事項説明書の記名・押印
  • 契約書の記名・押印


では、この宅健の資格は不動産投資において必要なのか。結論からいうと、不動産投資をするのに宅健は必要ありません。皆さんが住宅を買う時に特に資格が必要ないのと同じで、宅健は不動産投資をするにあたって必須の資格ではないのです。

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宅健を取るメリット

ただし、宅健の勉強の中には、不動産取引に関する法令や、取引に関する様々な知識が含まれています。そのため、宅健を取ることは不動産投資の勉強になります。

また、賃貸物件の仲介業、土地・建物の売買や仲介をするには宅健が必要です。不動産事務所についても、5人に1人は専任の宅建士を雇う必要があるので、不動産業界で転職を考えている場合には、有利に働きます。

宅地建物取引士の概要

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では、宅地建物取引士はどのように取得すればいいのでしょうか。宅地建物取引士は、国家試験を受験し合格することで取得できます。また、実際に宅地建物取引士として活動するには、都道府県知事の資格登録を受け、当該知事により宅地建物取引士証の交付を受ける必要があります。

また、宅地建物取引業に従事している方は、登録講習を受けることで試験の一部を免除されます。

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宅健の試験は、毎年10月の第3日曜日に行われます。問題は選択式で50問、例年は35点以上で合格。合格率はだいたい15%程度で、受験料は7000円です。

試験日毎年10月の第3日曜日・13時~15時
受験料7000円
試験問題50問・四肢択一式による筆記試験です。※ただし、登録講習修了者は45問
合格点 35点
合格率13.1%(2020年度)
受験資格特になし
申し込みページhttps://www.retio.or.jp/

宅健の出題範囲

宅健の出題範囲は以下の通りです。

  • 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
  • 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
  • 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
  • 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
  • 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
  • 宅地及び建物の価格の評定に関すること。
  • 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。

宅健の問題例

不動産に関する物権変動の対抗要件に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

  1. 不動産の所有権がAからB、BからC、CからDと転々譲渡された場合、Aは、Dと対抗関係にある第三者に該当する。
  2. 土地の賃借人として当該土地上にある登記ある建物を所有する者は、当該土地の所有権を新たに取得した者と対抗関係にある第三者に該当する。
  3. 第三者のなした登記後に時効が完成して不動産の所有権を取得した者は、当該第三者に対して、登記を備えなくても、時効取得をもって対抗することができる。
  4. 共同相続財産につき、相続人の一人から相続財産に属する不動産につき所有権の全部の譲渡を受けて移転登記を備えた第三者に対して、他の共同相続人は、自己の持分を登記なくして対抗することができる。

宅健では上記のように、建物の権利関係や取引に関する法令などが出題されます。

宅健の勉強方法は?独学でも合格できる?

では宅健に合格するにはどういった勉強をすればいいのでしょうか。宅健は国家資格ではあるものの、税理士などの難関資格と比べて、そこまで難しいものではありません。合格に必要な勉強時間はおおむね200~300時間と言われています。1日2時間の勉強なら大体半年勉強すれば合格できる計算になります。

宅健の勉強方法としては、独学、またはスクールや通信講座といった方法があります。

独学での勉強方法、メリットとデメリット

宅健は独学でも合格することが可能です。

メリット

  • 費用が安く済む
  • 自分のペースでできる

デメリット

  • 自分で計画を立てる必要がある
  • 失敗するとかえってコストがかかる

宅健を独学で勉強することのメリットはなんといっても費用が抑えられる点です。スクールや通信講座ですと、最低でも5万円以上の費用が掛かります。しかし、独学であれば、数冊のテキストで済むので、1万円もあれば十分に勉強に必要な教材をそろえることができます。

デメリットは、勉強の計画ややり方などすべてを自分で考えなくてはいけないところです。普段から勉強することになれていればいいのですが、そうでない場合は、計画を立てることは難しいかもしれません。また、一見安く見える独学ですが、何度も試験に落ちると、コストがかさむ点に注意が必要です。

スクール、通信講座のメリットとデメリット

宅健には多くのスクールや通信講座があります。

メリット

  • 自分で計画を立てなくていい
  • 豊富なノウハウ

デメリット

  • 費用がかかる
  • 自分のペースででき出来ない

宅健のスクールや通信講座を利用するメリットはなんといっても、自分で勉強計画を立てる必要がなく、また豊富なノウハウを利用できる点です。宅健のスクール、通信講座は宅健を研究しつくしたプロです。そのため、用意してくれる教材なども合格にもっとも近いものばかりです。

反対に、スクールに通うと費用がかさみます。自分でしっかりと勉強計画をたてることができ、また勉強に慣れている場合は、独学の方が安く済みます。また、スクールでは自分のペースではなくスクールに合わせた勉強ペースや勉強計画になります。環境の変化が起こっても対応しずらい部分があるといえるでしょう。

不動産投資に役立つ宅健に挑戦してみよう

宅健は不動産投資に必須ではないものの、勉強して得られる知識は役立つものばかりです。もし興味があればぜひ挑戦してみて下さいね。

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